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 CCTVとパナソニック社、協力パートナーシップを調印

2012-02-23 16:50:15     cri    

 中国の中央テレビ(CCTV)と日本のパナソニック株式会社との協力パートナーシップ提携の調印式が23日、北京で行われました。

 パナソニック社はこれとともに開かれた記者会見で、年内に稼動する予定のCCTV新社屋に最新鋭の撮影機材をはじめとする設備を納入し、あわせてロンドンオリンピックの中国における3D放送に向けてサポートすることを発表しました。

 それによりますと、CCTVの新社屋の稼動に伴い、パナソニック社とCCTVが共同開発したカメラレコーダー「P2HD」300 台をはじめ、HDスタジオカメラ、プラズマディスプレイなどが大量に採用されています。

 CCTVは1989年に、パナソニック社のMⅡフォーマットVTRを納入し、1990年、北京アジア大会の中継で同社とパートナーシップを結んだ後、テレビ番組のネットワーク製作技術の研究開発などに共同で取り組んできました。最近では、2008年の北京五輪と翌年の新中国成立60周年の関連中継にも機材が納品されていました。新社屋の稼動とともに、CCTVに納入されたパナソニック社の放送機材は合計1000点に上るということです。

 調印式に出席したCCTVの何宗就副局長は、「提携関係の確立は、長期にわたる相互信頼と緊密な協力を踏まえての結果で、双方の協力が新しい段階にまい進したことを意味する」と語った上で、「CCTVが世界一流メディアを目指す整備過程において、これからもより多く、より大きな協力チャンスが生まれることを信じている」と更なる提携の強化を展望しました。

 なお、この夏、ロンドンで開かれるオリンピック大会は、史上初の3D 中継が行われます。パナソニック社は席上、国際オリンピック委員会(IOC)ならびにオリンピック放送機構(OBS)との間で、3D 放送化に向けたパートナーシップ契約に調印したと発表しました。

 一方、中国国内では「3D 試験テレビチャンネル」がこの元旦から放送開始し、パナソニック社の一体式3D カメラがCCTVの3D制作現場に採用されています。

 パナソニック(中国)社の城坂俊郎董事長は、「今後も最新の技術と製品を提供し、CCTVとともに中国の放送テレビ事業の発展にベストを尽くしていく」と語りました。なお、パナソニック社は1987年、中国における初めての合弁工場を北京で設置して以来、現在、中国では115社の現地法人と9万人の従業員があり、中国市場の年間売り上げは1兆2000億円にのぼり、全体売り上げの14%を占めています。(王小燕)  国際・交流へ

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