中日国交正常化40周年を記念するために、沖縄芸能魅力発信事業として、「北京と琉球を結ぶ―琉球舞踊と組踊」の公演が、2月24日に北京で開催されました。
この公演には、人間国宝の照喜名朝一先生、西江喜春先生をはじめ、重要無形文化財「琉球舞踊」保持者の玉城節子先生、谷田嘉子先生など、40人余りが北京を訪れ、琉球古典芸能を披露しました。
独唱を披露する人間国宝の照喜名朝一先生(右1)
琉球王朝時代、国王の代替わりのたびに、琉球国王を認定する使節団が琉球に派遣されました。その使節団を歓待するために上演されたのが琉球古典芸能です。重要無形文化財「琉球古典音楽」保持者として、人間国宝と呼ばれる照喜名朝一先生は「琉球舞踊は約300年の歴史を持っている。先祖から代々と琉球舞踊を続け、私で18代目になる。沖縄の文化財を中国の人々にも感じてもらいたいと思う」と話しました。
日中交流振興協会の池玉東理事長
運営協力機構として、日中交流振興協会は公演の連絡、交渉などの仕事を担当しています。池玉東理事長は「今年は中日国交正常化40周年と沖縄芸能連盟結成40周年に当たり、北京での公演のきっかけとなった。沖縄の風習は中国と非常に似ているし、沖縄県民の対中感情も日本で最も良い。今回のイベントを通じ、さらに多くの中国人に沖縄を知ってもらい、沖縄に来てもらいたい」と期待を語りました。
公演は、琉球新報社、中日青年交流センター、沖縄芸能連盟などが共催したものです。那覇の姉妹都市の福州市と上海万博で琉球舞踊公演が行われましたが、北京で披露されるのは今回が初めてとなります。(取材:李陽、陳博)
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