中国国家海洋局の劉賜貴局長は4日、「日本の放射能漏れ事故が中国の海域に与える影響は今のところないが、長期的にみれば影響が出る恐れもある」と明らかにしました。
それによりますと、昨年3月の事故発生以来、中国の海洋機関は放射能漏れの監視を続け、今後の成り行きや中国に対する影響などについて測定分析を行ってきました。海洋還流の影響で、汚染された海水が東へ流れ、短期間に日本から東の西太平洋海域に影響が出た模様です。しかし、複雑な海水の動きにより、長期的にみると、中国海域にも影響が出る恐れがあるということです。(閣、小野)
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