東日本大震災による福島原発事故の影響で、香港でも日本食品に不信感が広がり、日本料理屋などでは厳しい経営を強いられていましたが、事故から4ヵ月がたち、香港日本料理店協会の安部隆副会長は「香港での営業額が大震災前の前の水準に回復してきた」と発表しました。
安部隆副会長は「大震災による原発事故で、香港の人は日本から輸入した刺身と野菜が放射線の影響を受けたかと疑っていた。香港では20軒の寿司屋がたたまれ、全体でも売り上げが60%落ちた。一方、刺身をおいていない和風の居酒屋はへの影響は大きくなかった。時間が経過し、原発事故が沈静化するようになった6月までに、大部分の日本料理屋、特に大衆向けの寿司屋は売り上げが大震災前の水準に回復した。しかし、一部の高級寿司屋は前より、売り上げが約20%落ちた」と述べました。
ほかの日本の料理屋も激しい影響を受けたものの、日本の老舗ラーメン屋は5軒も香港進出を計画しています。日本最大のラーメンチェーン店の田代洪二社長は「香港の経営環境がよい。本格的な日本ラーメン、例えば北海道の麺がまだなかったので、発展に余裕がある」と見られています。安部隆副会長はも「心配はしていない。香港の人は日本料理への受け入れ度が高い。より多くの料理屋が入ってきて、もっと大きな発展が望めるはずだ」と話しています。(翻訳:オウギ)暮らし・経済へ
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