アメリカ国防総省は16日、ヨーロッパに駐留するアメリカ軍を撤退する計画を発表しました。これによりますと、2017年までに、アメリカはヨーロッパから駐留軍10000人を撤退することになります。
アメリカ国防総省の高官によりますと、今財政年度と2014年財政年度で、アメリカはドイツから170の陸軍旅団と172の陸軍旅団、空軍の第81戦闘機中隊のほか、イタリアからは第603航空交通管理中隊を撤退します。2017年までに、ヨーロッパに駐留するアメリカ軍の数は、現在の8万人から7万人に削減されます。
パネッタ国防長官はこの日、国防総省でドイツの国防相と会談した後、「当面の財政状況を踏まえて進められている新たな国防戦略の実施に向けた調整に対して、ドイツは理解を示した」と明らかにしました。
アメリカの新たな国防戦略によりますと、国防・安全保障の重点をアジア太平洋地域に移し、陸軍を削減して海軍と空軍を強化するということです。(朱丹陽 中原)
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