中国共産党中央政治局の委員をつとめる劉延東国務院委員は6日、「すべての村で放送を受信できるプロジェクトを、農村部の公共文化サービスシステムや農村部住民の基本的な文化権益を保障する重要プロジェクトとして位置づける必要がある」と指摘し、この事業の深化を強調しました。
劉委員は「2011年から始まった新たな五ヵ年計画期間中、衛星生放送の普及を中心として、有線放送や無線デジタル放送などにより、農村部または農村の一部の家庭でラジオやテレビが受信できないといった問題を重点的に解決していく。また、地区や民族の違いなどを十分に考慮した上で、番組制作に工夫を凝らし、番組の質を高め、人々の暮らしを充実させていくべきだ」と強調しました。
すべての村で放送を受信可能にするためのこのプロジェクトは、新たな五ヵ年計画中に、電気が通っている20世帯未満の村のすべての家庭で受信できること、高山部に無線発射台を整備すること、衛星生放送の公共サービスを普及すること、ほとんどの家庭で受信できること、人口の99%が番組を受信できることなどを目指しています。(朱丹陽 中原)
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