ペルシア湾岸のサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールの3カ国メディアはこのほど、中国の温家宝首相の訪問について「実り豊かな訪問で、湾岸3カ国と中国との関係をより高いレベルに引き上げた」と高く評価しました。

　温首相のサウジアラビア訪問は、サウジアラビアにとって20年ぶりの中国首相の訪問となっているため、現地の国営通信社やテレビ、新聞などは相次いで温首相の訪問を重点的に報道しました。

　アラブ首長国連邦国営通信社は、「アラブ首長国連邦は、再生エネルギー分野における中国の役割を重視しており、再生可能エネルギー開発と利用、クリーン資源の開発などの分野における中国との協力を強化したいと考えている」と報道しています。

　カタールのメディアも、「温首相の訪問期間中、双方は一連の協力協議に調印し、両国関係発展の新しい局面を切り開いた。温首相の訪問は両国関係が引き上げられた証しで、両国首脳の揺るぎない友好は、政治経済面での協力深化の願いを表している」と報道しました。（万、小野）