会員登録

 楊外相、「温首相の歴訪は実り豊か」

2012-01-20 09:59:33     cri    

 中国の温家宝首相は14日から19日までの日程で、ネパール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールを歴訪しました。これについて、同行した楊潔チ外相は「中国の指導者が新年早々に行った重大な外交活動であり、実り豊かな訪問だった」と述べました。

 6日間にわたる歴訪で、温家宝首相は、多国間や二国間の会合など40余りのイベントに出席しました。このうち、第5回世界未来エネルギーサミットと中国・アラブ諸国協力フォーラム第4回企業家会合および投資シンポジウムでは開幕式で演説し、中国が環境にやさしい持続可能な発展を目指していることについて説明したほか、アラブ諸国および関連組織との政治的信頼や戦略的協力を強化する意向を伝えました。

 今回の温首相のネパール訪問は、中国の首相としては10年ぶりとなります。訪問では、ネパールの大統領や首相などの指導者と会談し、平等互恵に基づいた実務的協力の拡大について、中国側の政策を説明しました。また、双方は8つの協力文書に調印し、「中国ネパール共同声明」を発表しました。

 湾岸地域3カ国の歴訪では、サウジアラビアとの間で、戦略的枠組みに基づいて関係強化を目指し、各分野での協力を指導するための委員会の設置で合意しました。アラブ首長国連邦とは、戦略的パートナーシップの構築を確認し合いました。また、カタールとは、地域および国際問題における連携を強化し、二国間および多国間での戦略的協力のレベルアップを目指すことで合意しました。この3カ国との間で、経済、金融、エネルギー、インフラ整備などの協力に関する数十の合意文書が交わされました。

 温首相の歴訪について、楊潔チ外相は、「政治的信頼関係や交流、友情および協力の推進と強化を実現した。中国周辺の良好な環境づくりや湾岸・アラブ諸国との協力強化、共同発展の実現に重要かつ長期的な意味がある」と評価しました。(鵬、中原)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS