温家宝首相は現地時間の16日の午前にアラブ首長国連邦の首都アブダビに到着し、公式訪問を始めました。

　温首相は空港でステートメントを発表し、「中国とアラブ首長国連邦が国交を樹立して28年来、政治、経済、人文など各分野での友好協力関係は持続的かつ安定的に発展し、多くの成果を収めてきた。中国はアラブ首長国連邦との関係を非常に重視し、共に両国の各分野での実務的協力を拡大し、両国と両国の国民に幸せをもたらしていきたい」と述べました。

　訪問期間中、温首相はハリーファ大統領をはじめとする指導者らと会談し、中国とアラブ首長国連邦との関係や、双方が共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見を交わします。また温首相はアブダビで開催される第5回世界未来エネルギーサミットに出席する予定です。

　なお、温家宝首相は同日サウジアラビアでの公式訪問を終えて、アブダビ入りしたものです。（玉華、吉野）