イランのハビボラ・サイヤーリ海軍司令官は15日に、「先月の末から今月の初めまでに行われた軍事演習『ヴェラーヤト90』の目的は、ホルムズ海峡を封鎖できる能力を示すことにある」というメディアの報道に反駁しました。
地元のテレビ放送によりますと、サイヤーリ海軍司令官は各方面に向け、今後も警戒を続け、イスラエルと一部の国がペルシャ湾地域で緊迫した状態をつくろうとする企みを打ち破るよう呼びかけました。またサイヤーリ海軍司令官は、「一部の国がこの地域でイラン恐怖論を撒き散らし、日増しに台頭するイランの軍事力を地域の脅威と表現している。イランはこれまでも、地域諸国に平和および友好のシグナルを伝えている。地域の国と合同で軍事演習を行うことを望んでいる」と示しました。
なお、昨年12月24日から今年1月2日まで、イラン海軍はイラン南部の海域で10日間に渡って、大規模な軍事演習「ヴェラーヤト90」を行いました。この演習の範囲はホルムズ海峡から、東へオマーン湾を経由しアデン湾とインド洋北部の公海までおよそ2000キロ以上に渡りました。またイラン海軍は演習の中で、多種の国産新型兵器をテストしたことを発表しました。(董燕華、吉野)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |