「2011-2012中国経済年次例会」が14日北京で開幕しました。会議は、中国経済の発展にとって不均衡、不協調、持続不可能などの問題は依然、深刻であるとし、経済発展を安定的に推進するために、これまで政策によって励まされてきた経済成長を自主的な成長に転換させ、持続的かつ安定的で健全な経済成長を保っていくとしました。

　また、「2012年の経済情勢は依然厳しく、不安定性や不確定性は今後も上昇する可能性がある。こうした状況の下、先進経済体は第二次世界大戦以来最も厳しい難局を迎えており、新興経済体は経済の低迷とインフレーションの二重圧力に直面している。中国は揺るがず、内需拡大という基本戦略に則り、国際と国内という二つの大局を全面的に見据える必要がある。また、リスクを回避しメリットを追求し、厳しい状況下でもチャンスを掴む。そして国際的な経済協力や競争の中で新たな優勢を作り、中国の総合国力と国際競争力を更に向上させる」としました。（白昊、丹羽）暮らし・経済へ