中国の著名な経済学者であるドイツ銀行大中国エリアの首席エコノミスト・馬駿氏は9日、投資をめぐるシンポジウムで講演し、「中国の今年のGDP・国内総生産の成長率は8.3%が見込まれ、前期比としては、第2四半期から経済成長の回復が始まる。昨年同期比で見ると、経済成長率は第3四半期から回復が見え始める」との予測を発表しました。
馬氏によりますと、第2、第3四半期から始まる経済の回復は主に、欧州における前期比の経済成長の改善、および中国国内の金融引き締めの度合いが緩まること、そして公共事業投資や消費拡大に対する財政政策の後ろ盾によるものだということです。また、「第2、第3四半期からは、政策の緩和によって不動産取引、保障性住宅やインフラ投資が回復的な成長を見せる可能性がある」とし、「これが不動産、建材、機械などの業界に短期的な利益をもたらすだろう」と分析しています。(董燕華、中原)
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