フィリピンのデル・ロサリオ外相は10日の声明で、南海で起きている領有権争いの平和解決を呼びかけました。デル・ロサリオ外相はその声明で「関連各国は国連の海洋法条約に基づき、この争いを最終的に解決する必要がある」としています。
これを受けて劉為民報道官は「中国とフィリピンは14日北京で17回目の外交協議を行い、二国間関係、実務協力の強化と共に関心を寄せる問題などについて意見を交わす。さらに、南海問題の適切な処理や域内の平和と安定の共同維持についても、意思疎通が行われる」と述べました。
そして南海問題での中国の立場について劉為民報道官は、中国の立場は明確であり、一貫しているとした上で、「中国とフィリピン双方は、歴史と国際法を尊重することを踏まえ協商と交渉を通じて南海問題を解決すべきだ」という中国の主張を改めて強調しました。(朱丹陽 林涛)
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