中国外務省の劉為民報道官は12日、定例記者会見で、中国とフィリピンが14日北京で、南海紛争を適切に解決するため、第17回外交協議を行うことを明らかにしました。劉為民報道官は「南海地域の平和と安定を共に維持することや、また両国関係、両国の実務的協力、共に関心を寄せる問題について意見を交わす」としています。
フィリピンのロサリオ外相はこのほど声明を発表し、南海をめぐって起きた領土と主権の紛争を平和的に解決するよう呼びかけ、「関係国は国連海洋法条約を通じて最終的に紛争を解決すべきだ」との見解を示しています。これに関し、記者の質問に答えた劉為民報道官は「中国はフィリピンと善隣友好協力に尽力している。南海紛争を適切に解決し、中国とフィリピンとの関係において、安定した発展を確保することは両国の共通認識である。双方の交流のルートも順調に通じている」と述べました。
また、劉為民報道官は「南海問題で中国の立場は明確であり、一貫したものである。中国はこれまでも、中国とフィリピンが歴史と国際法を十分に尊重したうえで、協議と交渉を通じ、南海紛争を解決するよう主張している」と強調しました。(玉華、山下)
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