これに先立って、日本外相は東南アジア3カ国を訪問した際に、多国間枠組を確立して南海問題を解決することを提案しました。このほか、中国とベトナムが調印した「共同声明」に対し、フィリピンはこのほど反対する方針を示し、「2国間ではなく、多国間方式で南海紛争を解決するよう」よびかけています。
こうした動きに対して劉為民報道官は、「『中越共同声明』は両国関係の長期的かつ健全な発展を推進するに当たって重要な指導的意義がある。中国がベトナムと交渉を通じて両国間の海上紛争の解決を図ることは第3者とは無関係だ。当事国が双方の交渉を通じて相互間の紛争を解決する努力を尊重するよう第3者に希望する。南海問題を多国間で討議することは紛争の解決にプラスにならず、問題を複雑化させるだけだ」と述べました。(董燕華、中原)
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