この日に開かれた外務省の定例記者会見で、劉為民報道官は「中国の戦略的な意図は明確で、公然、透明である。中国は平和的な発展の道を歩むことを堅持し、独立、自主的かつ平和的な外交政策と防衛的な国防政策を実施している。中国の国防の近代化建設は、この地域の平和と安定を維持する積極的な要素で、いかなる国にとっても脅威にはならない」と語りました。

　劉為民報道官はまた「アジア太平洋地域の平和や安定、繁栄を維持することはこの地域の各国の共通の利益だ。アメリカがこの目標の下でより多くの建設的な役割を果たすことを期待している」と述べました。

　6日にアメリカ国防総省は「国防戦略文書」を発表しました。文書は中国の台頭はアメリカの経済と安全に影響を及ぼす可能性があるとし、中国に対し戦略的な意図を明らかにすることを求めました。またアメリカ軍によるアジア太平洋地域への投入拡大を強調しました。（任春生、吉野）