中国の王民国連大使は21日、安保理でイラン制裁委員会が活動状況を報告した後、「イランの核問題は、最終的に対話と協力を通じて解決すべきだ」と強調しました。

　王民大使は、「中国はイラン制裁委員会の活動を重視し、一貫してこれを積極的に支持してきた。専門家グループが、中立、客観、厳格の原則に従って、検証活動を段取りを追って進め、関連決議を全面的かつ、効果的に実施するためしかるべき役割を果たすことを希望する」と述べました。

　王大使はまた、中東の和平と安定や国際核不拡散システムに責任を負う精神に基づき、外交的な努力を強化し、関連6カ国とイランとの対話、それに国際原子力機関（IAEA）とイランとの協力の実質的な進展を推進するよう呼びかけました。さらに、イランに対しては、IAEAとの対話と協力を通じて関連問題を適切に解決し、その核計画が平和的な性質のものであるということに対する国際社会の信頼を強めるため努力するよう呼びかけました。（董燕華、大野） 　国際・交流へ