国連に常駐する中国の王民副代表は7日、国連の開発資金に関するハイレベル対話で、「先進国は約束を履行し、発展途上国に十分且つ持続的で、先が見える開発資金を提供すべきだ」と述べ、国際金融システムの改革強化を通じて、世界経済の回復プロセスにおける途上国の代表性と発言権を強めていくよう国際社会に呼びかけました。
同時に、国際社会の取り組みについて、「一致団結して、持続可能でバランスの取れた力強い世界経済の成長を早期に回復させること。政治意志を固めて、引き続き『モンテレイ合意』と『ドーハ宣言』を推し進めていくこと。世界経済の回復プロセスを強化して、発展途上国の発展のために良い環境を作ること。政府の開発援助という主なルートをベースとして、新たな資金調達方法を探ること」を提案したほか、「援助の効果は十分な開発資金の上に成り立つべきで、世界の開発パートナーシップと南南協力を混同するべきではない」との意見を述べました。
また、「中国は開発問題を非常に重要視している。国内の成長を実現すると同時に、その他の途上国にも出来る限りの援助を提供している。民生の改善、債務の減免のほか、金融や経済貿易、農業、人材育成における協力強化など、積極的に取り組んでいる」と強調しました。(朱丹陽 中原)国際・交流へ
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