国連環境計画(UNEP)が23日にロンドンで発表した報告書によりますと、現時点の状況では、今世紀末までに地球の温度の上昇幅を2度以下に抑えるという『温室効果ガス排出削減行動』の目標達成にはまだ隔たりがあるものの、多方面にわたって排出削減への取り組みを強化すれば、目標達成の希望はあるということです。
報告書によりますと、今世紀末までに地球の温度の上昇幅を2度以下に抑える目標を達成するには、2020年までの炭素排出総量を440億トン以下に抑える必要があります。現時点で各国が承諾した排出削減の目標値を合わせても、依然目標値を60億トン上回ります。ただし、各国が引き続きエネルギー資源の効率化を図ると同時に、バイオエネルギーや再生可能エネルギーの利用を重視し、二酸化炭素以外のその他の温室効果ガスの排出削減を図れば、60億トンの差を埋めることが可能だということです。(劉叡、中原) 国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |