APEC第19回非公式首脳会議が13日、「ホノルル宣言」を発表し、確実な対策を取って緊密につながる地域経済を推進し、加盟国がそこから利益を得られるようにすることを約束しました

　この「宣言」は、「2008年から2009年までに世界経済が後退した時に、貿易の自由化をいっそう推進することは世界経済の恒久的な回復の実現にとっては非常に重要となる。APEC加盟国は貿易と投資が各国や各地域における雇用創出と経済繁栄にとっては要になると認識した上で、地域の一体化を深めることは地域の平和と安定を促進する上で非常に重要であることをも認識した。したがって、APECの中心的な任務は、依然として地域経済の統合と貿易の拡大である」としています。

　各国首脳はこの「宣言」の中で、貿易保護主義に反対すると改めて強調しました。

　この「宣言」はまた、「APEC加盟国は、共同のグリーン成長の目標達成に力を尽くし、エネルギー安全の強化や新たな経済成長と雇用創出などを通じて世界における低炭素経済への転換を加速し、この地域が直面している経済と環境におけるチャレンジに対応していく」としています。（玉華）　国際・交流へ