APECの第19回非公式首脳会議がこの12日から13日にかけて、アメリカのハワイで開催されますが、これに先立ってアメリカ駐在の張業遂中国大使が7日、ワシントンで「APEC・アジア太平洋経済協力は多様性を持つ枠組みであり、各加盟国の経済レベルが異なる」と指摘した上で、「中国は他の加盟国と共に、この非公式首脳会議が実りある成果を収めるよう努力する」との意向を表明しました。

　張業遂大使は、「開会期間中、中国の胡錦涛国家主席は世界とアジア太平洋地域の経済情勢について中国の見解を言明し、世界経済の回復や当地域の経済発展、多国間貿易など幅広い分野をめぐる中国の立場と主張を表明する」と語りました。

　また、大会の議題について「アジア太平洋地域の経済成長の促進や地域経済の一体化、グリーン成長、エネルギー安全などの問題が本大会の主な議題となる。会議の成功はアジア太平洋地域の協力や世界経済の復興に重要な意義がある」と語りました。（万、中原）　国際・交流へ