米商務省が13日発表した報告によりますと、今年8月の対中国貿易赤字額が289億6000万ドルにのぼり、過去最高を更新した、ということです。

　これについて、中国商務省の瀋丹陽報道官は「これは、国際的分業と産業構造調整による結果である。対中国貿易赤字の大部分は、他の東アジアの国や地域の貿易転換から生じたもので、最先端技術の中国への輸出制限も主な要因となっている。中国の対米貨物貿易は黒字だが、サービス貿易は長期的に赤字状態になっている」と指摘しました。

　また、瀋報道官は「これまで10年間、中国は米国の輸出増加速度が一番早い貿易相手である。人民元の切り上げを強いることは、中米間貿易状況を改善できないし、アメリカの雇用問題も解決できない」と語りました。（万、山下）

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