リビアの反体制派「国民評議会」のイギリス駐在のジャマティーニ代表は2日、「反体制派はすでに20ヶ月にわたる過渡期のロードマップを制定した」と明らかにしました。

　このロードマップに基づいて、「国民評議会」は、今後8ヶ月間に新憲法を制定する委員会を作り、20ヶ月の間に新しい国家指導者を選出する予定です。

　「国民評議会」のジャリル議長はこの日、「当評議会は来週、トリポリに移し、ベンガジに一部のメンバーを残す」と示しました。

　先日、反体制派はスルト抵抗武装勢力との交渉期限を1週間延期することを発表し、「スルトの平和移譲についての交渉が進展を上げた」と示しました。しかし、スルトに後退したリビアの指導者カダフィ氏はこの日、シリアに本部がある「世論」テレビ放送を通じて、録音した演説を発表し、長期戦の準備を備えるよう支持者に呼びかけました。

　これと同時に、「リビアの友」をテーマにした国際会議がフランスのパリで開かれました。出席者は凍結されたカダフィ政権の資産を解除し、「国民評議会」に渡すことに同意しました。（董燕華） 国際・交流へ