李克強副首相は17日、香港特別行政区政府が催した歓迎晩餐会に出席した際、「特別行政区政府、社会各界と市民が全力を挙げて経済の発展に取組み、市民生活を確実に改善をし、民主主義を順を追って一歩一歩進め、寛容的かつ協力して社会の調和を図り、香港の発展と建設のために、最大のコンセンサスを達成し、最大の努力を尽くすよう期待する」と述べました。

　李副首相はその席上「中央政府は断固として『一国二制度』や『香港人による香港管理』、『高度な自治』という基本方針を実行していく。『香港基本法』を厳しく遵守し、これまでどおり行政区長官と特別行政区政府の法による施政を支持し、香港の長期的な繁栄と安定を維持していく」との考えを示しました。

　李副首相はまた「恵まれている地理的な強みと先行して発展する豊富な経験は、香港の長期的な繁栄と安定にとっては重要な基盤である。世界経済の構造調整に伴い、アジア太平洋地域のもつ重要性はますます高まっている。香港の将来はより開けてくる」と話しています。。

　歓迎晩餐会に先立って李副首相は香港特別行政区の行政、立法、司法機構の責任者らと会談を行いました。その際李副首相は「香港の長期的な繁栄と安定を保つことは法に基づく施政にとって極めて重要だ。『一国二制度』の基本方針の下における『基本法』実施は法に基づく施政の基盤である。行政区の行政、立法、司法機関の責任者は社会全体が『基本法』を遵守し擁護していくという良好な気風作りを促進するべきである」と述べました。（黄競、小野）