中国の李克強副首相は18日に北京で、カナダのジョン・ベアード外相と会談しました。会談の中で李克強副首相は「中国は、戦略的見地からカナダとの両国関係を認識している。今後も『中国・カナダ共同声明』に則って両国の国民に幸福をもたらすよう両国関係を共に推進していきたい」と語りました。

　また、李克強副首相は「現在、中国とカナダの関係発展は新たな段階に入った。アジア太平洋地域をはじめ世界中で影響力を持つ大国として、中国とカナダの協力には確固たる基盤があり、その潜在力も大きい」とした上で「現在、中国の第12次5カ年計画実施期間にあたり、双方は互いの強みを生かし、経済・貿易、エネルギー、技術、環境保全、医療衛生などでの連携をさらに推進していくべきだ」と強調しました。

　今回の訪中は、ジョン・ベアード氏が外相に就任して以来、初めてとなります。ジョン・ベアード外相は会談で「カナダは、今後中国との協力をより緊密化し、相互信頼やウィンウィンを図りながら両国関係をさらに深めていきたい」と語りました。（翻訳：ミン・イヒョウ）