中国の楊潔チ外相は23日、「南海紛争は関係国で友好的に協議し、
平和的に解決すべきだ。関係各国の間には、対話と交渉のルートがある」と示しました。
これは、インドネシアのバリ島で行われた第18回ASEAN・東南アジア諸国連合の地域フォーラム外相会議で述べたものです。楊外相は「南海の情勢は全体的には、平和で安定しているが、一部の島嶼の主権と海域境界線に関わる紛争が存在する。適切に紛争を処理し、相違点を縮める努力をすべきだ。そして、絶えず相互信頼を深め、積極的に協力し、平和で安定した大局を維持していかなければならない。これは、この地域の各国の共同利益に合致し、共に努力すべき方向でもある。中国とASEAN諸国が『南海各方面行動宣言』の活動指針を実施することは、まさに各方面の共同努力の成果だ」と強調しました。
また、楊外相は「国際航路として、南海での航行は自由である。また、航路は安全で、地域内外の国は利益を得ている。南海の航行自由と安全はアジア、及びその周辺諸国にとって非常に重要である。それを確保するために、関係国の一つとして中国は引き続き努力していく」と述べました。(翻訳:Katsu チェック:高橋)
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