中国外務省の洪磊報道官は28日、北京で「ベトナム指導者の特使、ホー・スアン・ソン外務次官が中国を訪問した際、中国とベトナムは南海問題について、幅広い範囲で共通認識を持つことができた。中国は、ベトナムが中国とともに共通認識を切実に実行し、南海の平和と安定を維持するため、共同で努力を払うことを期待している」と述べました。

　洪磊報道官は記者の質問に対して「中国とベトナムは、友好的な交渉によって南海問題を解決し、問題を拡大させたり、複雑化させたりしない。外部勢力による問題への干渉に反対し、南海の平和と安定を共同で維持することに合意した」と答えました。

　また、洪磊報道官は「南海問題は当事国の間の問題で、当事国が直接会合、友好的な交渉で解決するものだ。当事国間の対話による平和的な問題解決への努力を、非当事国が尊重するように期待している」と強調しました。（翻訳：任春生　チェッカー：山下）