中国国家品質監督検査検疫総局の集計によりますと、ここ数年、全国で発生したエレベーターの事故は40回ほどに達し、今年に入ってからは、さらに増える状況だということです。エレベーターは1980年代から中国の住宅で使われるようになり、平均使用期間を20年として推計すると、多くのエレベーターがすでに老朽期に入ったことが分かりました。
中国エレベーター協会の調査によりますと、現在、中国でのエレベーターの生産量と使用量は世界一となり、また使用中のエレベーターは約163万台で、毎年20%の伸びで増えています。そのうち、エスカレーターと客用エレベーターの伸びが最も著しいということです。
また、北京市エレベーター商会専門家委員会の彭金声主任の話では、1990年代の半ば頃から、北京市での住宅用エレベーターの耐用年数が規定され、エレベーターが1台しかない場合の耐用年数は15年間で、2台の場合は18年、場合によっては2、3年延長できるということです。
ところが、いま、中国では、様々な理由で、一部耐用年数を過ぎたエレベーターが依然として使用され、その安全性が懸念されています。(07/12 訳:Lin 校正:小野)
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