NATO(北大西洋条約機構)のラスムセン事務総長は4日「リビアでのNATOの軍事行動は今後も継続していく。しかし、リビアに陸軍を派遣するなど地上攻撃を展開するつもりはない」と述べました。
これはラスムセン事務総長がロシアのラブロフ外相と行った合同記者会見で述べたものです。ラスムセン事務総長は「NATOがリビアで実施した軍事行動は必要なものである。さもなければより多くの人々の死を招くだろう。NATOの軍事行動は国連安保理決議の第1973号に基づくものであり、一般人に向けたリビア政府の軍事攻撃が完全停止するまで続けられる。これと同時に、リビア問題の政治解決策を引き続き模索していく」と述べました。
ラブフロ外相は、「政治的手段による問題解決という立場は、ロシアとNATOで一致しているが、第1973号決議の実施に対する見解は異なる。ロシアは、リビアへの武器の提供や軍事顧問の派遣などの行為が決議に違反したものだと認識している」としています。(翻訳:ZHL)国際・交流へ
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