南アフリカのズマ大統領は4日、ロシアを訪れ、リビア問題の解決についてロシア大統領と会談しました。リビアで紛争が頻発していることを受けて、国際社会およびリビア衝突の当事者双方は引き続き政治的な解決手段の模索に努力しています。

　リビア国民評議会のジャリル議長はこの日、「カダフィ氏の辞任後、引き続きリビアに残留することを受け入れるが、その前提として、国連平和維持部隊がその監督に責任を負い、カダフィ氏の自由活動を制限することを条件とする」と述べました。これに対して、カダフィ氏の息子であるサイフ氏は、「ジャリル議長の提案を受け入れることはできない」と強調しました。

　リビア危機の政治解決をめぐって、このほど打ち出されたアフリカ連合（AU）の提案はリビア政府側から歓迎されたものの、この案がカダフィ氏の即刻辞任を要求しなかったことから、反対勢力はこれを拒絶しました。（翻訳：董燕華）　国際・交流へ