AGRA・アフリカ緑の革命のための同盟の理事長でもあるアナン国連前事務総長は25日ローマで、飢餓を撲滅し、食糧安全保障を実現するため各国が協力するよう呼びかけました。

　これは、この日開かれたFAO・国連食糧農業機関の第37回総会開幕式で述べたものです。アナン理事長はまた、「FAOは世界の食糧在庫などの情報の共有面でリーダシップを取ると同時に、投機マネーの市場流入などを抑制すべきだ」と述べました。

　FAOの予測によると、食糧価格は今後20年さらに上昇し、食糧安全保障は脅かされる見込みで、2050年までに、世界の食糧生産量が70％増えないと、人類の生存を支えられなくなるということです。（翻訳：ooeiei）　国際・交流へ