世界銀行と国際通貨基金(IMF)連合開発委員会は16日、アメリカのワシントンで会議を開き、発表したコミュニケで、「食糧価格が世界規模で高騰し、これによってもたらされるリスクに憂慮している」とし、「協力を深め、共に対応していくよう」、国際社会に呼びかけました。
コミュニケは、「世界経済の回復は、発展途上国が牽引している」と述べている一方で、「食糧やエネルギー価格の高騰と変動により、発展途上国、特に弱い立場にある人々がリスクにさらされている」と憂慮しています。
コミュニケはさらに、「発展途上国の需要を満たすため、世界銀行グループは、農業や食糧などで多国間の協調に力を入れる必要がある。その中には、世界農業と食糧安全プロジェクトへの資金提供も含まれるべきだ」と強調しました。(朱丹陽)
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