世銀、食品危機への協調的対応を呼びかける

2011-06-22 11:33:28 cri

　世界銀行のゼーリック総裁は21日、「世界の食品価格は依然として激しく変動しており、G20（20カ国・地域）が協調の取れた対応策を講じて、発展途上国のこのチャレンジ対応を支援するべきだ」と述べました。

　ゼーリック総裁はこの日の声明で、「食品価格が激しく変動したことは、すでに発展途上国の住民にとって最大の脅威となり、多くの国の貧しい人々に大きな衝撃を与えている。今週パリで開かれるG20 農相会議で各国の農業担当閣僚はそれぞれの措置の協調をはかり、世界の食品価格の高騰がもたらしたチャレンジに対応し、透明度の高い世界の食糧備蓄共有システムを確立するべきだ。食糧の需要増加や気候変動などの要素は世界の食糧供給システムに圧力をかけている。各国は農業研究などへの投入を拡大し、2050年までに世界の食品生産量を70％増やして、増加し続ける人口の需要に対応していくべきだ」と述べました。（翻訳：董燕華）