世界銀行は15日、「昨年から続いている食糧価格の高騰で、途上国の最貧層が4400万人増加した」と明らかにしました。
世界銀行のデータによりますと、昨年10月から今年1月まで、世界銀行の食料価格全体の指数は15%上昇。2008年の
ピーク時をわずかに3%を下回っているとのことです。
世界銀行のオコンジョ-イウェアラ副総裁は「食料価格の高騰により途上国ではさらに4400万人が「極度」の貧困に陥っている」と指摘した上で、「穀物など食料価格は危険水準にまで上昇しており、食料問題はすでに世界的な問題となっている。現在、およそ10億人が食料不足によって飢饉と栄養不足に陥っている」と述べました。
世界銀行は「食料安全を確保するため、各国は連携して農業への投資や農業生産率の向上、食料安全保障ネットの拡大、食料の輸出制限の防止、バイオ燃料の合理的開発、気候変動への対応など積極的措置を講じる必要がある。」としました。(翻訳:HUANGJING)
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