アメリカ国務省のヌーランド報道官は16日、「リビアの指導者カダフィ大佐が、今、いかなる提案を行っても遅い」と指摘しました。
カダフィ大佐の子息サイフ・アラブ・カダフィ氏は16日、イタリアの新聞を通じて、「父のカダフィ大佐は、リビアの選挙に参加し、もし落選すれば退陣する意思がある」と表明しましたが、これを受けてアメリカ国務省のヌーランド報道官は国務省での記者会見で、「現在、カダフィ氏が民主改革についていかなる提案をおこなってもすでに遅く、その退陣の時期はやってきた」と述べました。
また、フランス軍当局の報道官は16日、「6月の9日から16日までの一週間、リビアでの任務についたフランス空軍は、戦闘機とヘリコプター合わせて253機を出動させ、地上に対し115回もの攻撃を行い、約60ものリビア軍の標的を破壊した」と表明しました。
この報道官によりますと、攻撃を受けたリビア軍はミスラタやトリポリ、ブライカ港の周辺に分布しており、これには20の軍事施設や40台あまりの軍所属の自動車が含まれています。(朱丹陽)国際・交流へ
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