5月1日、イスラエルにあるヤド・バシェム（ホロコースト記念館）で第二次世界大戦で虐殺されたユダヤ人を悼む記念イベントが行われました。

　この日夜の式典で、虐殺で生き残ったユダヤ人6人がトーチ6本に灯を点し、大虐殺で犠牲になったユダヤ人600万人の象徴としました。

　イスラエル内閣はこの日午前、虐殺で生き残った人を支援するための専門機関を設立する決議を全員賛成で可決しました。

　統計によりますと、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺で生き残った20万人が現在イスラエルに居住していますが、毎年1万人を超える人々が亡くなっています。ヤド・バシェムはその時代の歴史を残すため、全国で関連する記念物を募集すると共に、生き残った人々の写真資料を収集しています。（万、丹羽）

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