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中国高官、第3回中米戦略経済対話の成果を語る

2011-05-11 15:42:17     cri    























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 ワシントンで開かれていた第3回中米戦略経済対話が10日閉幕しました。出席者は、今回の対話は成功を収め、幅広い分野で交渉を行い、実務的で、多くの成果があったと高く評価しています。中国側の出席者は「今回の対話は両国間の相互信頼を強化し、中米関係の安定した発展に重要かつ建設的な役割を果たした」と述べました。

  今回は、中米両国にとっては、議題がもっとも多く、レベルがもっとも高く、言及する分野が最も多い対話であったことから、両国の各界とメディア、それに国際社会の注目を浴びました。アメリカ側が明らかにしたところによりますと、今回対話の報道に参加した記者の数は300人以上に達したということです。

 「胡錦涛国家主席の訪米中に両国の元首が達した共通の認識事項を実施することが今回の基調だった。双方は当面の中米関係を高く評価し、胡錦涛主席が訪米期間中に発表された『中米共同声明』の精神に基づき、戦略的な相互信頼の育成と強化に努め、相互尊重と共栄を目指す中米間の協力パートナーシップを協力して構築していくことを改めて強調した」と述べました。

 張志軍外務次官はまた「両国指導者が今回対話を高度に重視していることが、特徴の一つだといえる。つまり。胡錦涛主席からのオバマ大統領への託けが伝えられ、オバマ大統領は4人の特別代表と会見し、バイデン副大統領が開幕式に出席して挨拶を行なっている。また、対話の規模がこれまでより大きかったことももう一つの特徴だった」と述べたあと

 「今回対話には、中国側からは26部門の30人の閣僚級代表、アメリカ側からは30部門の31人の責任者が出席した。この規模は中米関係史上、そして世界の外交史上においてもまれなものだ」と話しました。

 胡錦涛国家主席の特別代表である王岐山副首相と戴秉国国務委員、オバマ大統領の特別代表クリントン国務長官とガイトナー財務長官が今回対話を共同で主宰しました。戦略的分野の協商から言えば、今回は、中米間の協力パートナーシップの確立、戦略的な相互信頼関係の強化、アジア太平洋地域における中米間の良好的な互恵協力の促進、それに重要な国際問題と地域問題における協力の強化という四つの点で重点的に協議が行われ、48の項目で成果に達しました。

 両国の元首は年内における再度の会合を期待しています。まもなく行われるG20サミット、東アジアサミット、アメリカの主宰によるAPEC・アジア太平洋経済協力会議の非公式指導者会議は両国のハイレベル往来により多くのチャンスをもたらすことになります。中国はまもなく行なわれるバイデン副大統領の中国訪問に期待しており、アメリカ側も習近平国家副主席の訪米を待ち望んでいます。双方はまた、エネルギー、環境保護、科学技術、税関、核の安全、テロ取締り、核拡散防止、司法、漁業、海洋などの分野の交流と協力などの強化でも合意しました。

 さらに、経済対話について中国の朱光耀財務次官は、「中国は今回の経済対話は成功を収めたとみている。もっとも重要な成果は、双方が『強力な経済活動の推進、持続可能なバランスの取れた成長と経済協力に関する中米間の全面的枠組」に関する協議に調印したことだ」と述べました。

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