中国国家洪水干ばつ防止指揮本部は、「南方の江西、湖南、湖北、広東、雲南、四川、広西チワン族自治区の7つの省では、春に入ってから、干ばつに見舞われており、耕作に影響が出ている。特に江西、湖南、湖北の3つの省では、およそ66万ヘクタールに及ぶ水田が水不足となっている」と発表しました。

　国家洪水干ばつ防止指揮本部によりますと、4月28日までに、江西、湖南、四川、広東、雲南などの7つの省で、干ばつの影響を受けている農作物の面積は、およそ57万ヘクタールに達しています。また、およそ66万ヘクタールの水田が水不足となっているほか、住民109万人と家畜38万頭分の飲料水も不足しているということです。

　現在、指揮本部は干ばつ対応への指導を強化し、住民の生活や春季の耕作用水を確保するよう、各地に求めています。（朱丹陽）暮らし・経済へ