8日の統計によりますと、中国では、干ばつにより750万ヘクタールの農作物が被害を受け、272万人の飲料水が不足しています。9日、国家水害干害対策総指揮弁公室はレベルⅢの緊急対策を発動し、干害の出ている地域および関連当局も緊急対策を始めました。

　中国の陳雷水利相は9日、「現在、干害を受けている700万ヘクタールの秋蒔き小麦の中、130万ヘクタールは灌漑条件が整っていない。今後も雨が降らなければ、秋蒔き小麦の被害は急速に広がり、厳しい状況になるだろう」と指摘しました。

　現在、干害の出ている農地は主として河南、山東、安徽、河北など8省の秋蒔き小麦地域に集中しており、被害面積は作付け総面積の4割を占めています。また、人間と家畜の飲料水が不足している地域は内蒙古、河北、甘粛など6つの省・自治区の山間地帯と牧畜地帯だということです。（翻訳：Yan、大野）暮らし・経済へ