保護区で生息しているイルカが水面に飛び出している姿
4月23日午前、中国の湖北省石首市にあるスワン洲ヨウスコウカワイルカ保護区で、2頭のイルカを人工飼育から天然飼育に移す作業を行いました。今回のような作業は中国国内では初めてであり、イルカの野外の生存能力を高めさせるために、大自然に放つことになりました。今回の2頭は両方ともオスで、体長は約1.2メートルにもなり、「阿宝」、「洲洲」という名前です。そして、それぞれの飼育年数は7年と3年になります。放されてから数カ月が経った現在では、2頭のイルカは自分でエサをあされるようになっており、完全に野外の生活に適応する能力を備えてから、イルカの実際のホームである長江に放つことになっています。ウスコウカワイルカは小型鯨類に属し、長江ではたった1200~1300頭しか生息しておらず、毎年5%のスピードで減ってきています。現在、ヨウスコウカワイルカ保護区には38頭のイルカが生息しているということです。(馬ゲツ) 暮らし・経済へ
科研者がヨウスコウカワイルカの健康診断を行っている様子
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