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 米の指導権、NATOに移譲 国際社会で反対の声

2011-03-25 15:17:06     cri    

 NATO・北大西洋条約機構のアナス・フォー・ラスムセン事務総長は24日、NATOが、リビアに対する軍事作戦における米の指揮権を数日内に接収することを明らかにましたが、国際社会は対話によるリビア問題の解決を主張しています。

 国連のパン・ギムン事務総長はこの日、「リビアの人々の死傷を招かないため、国際社会は効果的な措置をとるべきだ。国連は、平和方式によるリビア問題解決をめぐるアフリカ連合の会議に特使を派遣する」と述べました。

 ロシアのメドベージェフ大統領は24日、アメリカのオバマ大統領と電話会談した際、「国連安保理の1973号決議を遵守し、リビアの人々に死傷者を出させてはならない」と求めました。

 バリを訪問中のアフリカ連合委員会のジャン・ピン委員長はこの日、外国のリビアへの軍事介入に反対した上で、「軍事介入について西側諸国はアフリカ連合とは事前の相談は少なかった」と改めて指摘しました。

 EU・欧州連合の各国首脳も声明を発表し、政治的手段を通じてリビア問題を解決し、アラブ諸国、特にアラブ連盟に重要な役割を果たさせるよう呼びかけた後、リビアのカダフィ大佐にいち早く政権を引き渡すよう求めています。(万)

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