ロシアのメドベージェフ大統領は28日、アメリカとの新戦略兵器削減条約（新START）の批准法案に署名しました。この法案が上下両院の承認を通過したため、ロシア側の最終的な批准手続きは終りました。

　メドベージェフ大統領は「両国の外務長官が次回の会談で批准書を交換した後、この新しい条約は発効する」と述べた上で「この条約は向こう10年、両国の戦略核兵器削減量と生産量を明確にし、　双方の戦略的な発展を均衡に調整できる」と指摘しました。

　また「もし、アメリカ及びアメリカの同盟国が一方のみで実行する軍事活動が、ロシアの安全と防衛に脅威を与えれば、ロシアはこの条約から抜ける」と強調しました。（万、丹羽）国際・交流へ