修正案が加えられた新START・新戦略兵器削減条約が25日、ロシア下院で3度目の可決となりました。
この日、ロシア下院総会で、賛成350票、反対96票、棄権1票の結果で、新STARTが可決されたということです。
ロシアの修正案によりますと、アメリカがこの条約の規定に違反して、一方的にロシアの安全と防衛能力を脅かすミサイル防衛システムなどの兵器を設置した場合、ロシアは新STARTから脱退することとなります。また、新STARTの序文に記された攻撃性戦略兵器とミサイル防衛システムとの関連性の記述は、完全な法的効力があり、ロシアとアメリカは厳しく遵守すべきだとしています。修正案によって、ロシアは核兵器抑止力を維持しつつ、新型兵器を引き続き研究開発し、試験することができます。
新STARTは去年12月14日と今年の1月15日に、ロシア下院で可決されました。この条約は26日にロシア上院に提出される予定です。ロシアの立法手続きに基づいて、この条約はロシア上院に可決された後、大統領が署名した上で発効します。(翻訳:任春生 チェッカー:中原)
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