中国の胡錦涛国家主席は17日、「中国は経済の総量と貿易の総量で世界経済に大きく寄与し、人民元は世界経済の発展において一定の役割を果たした。しかし、人民元の国際化を実現するにはまだ比較的長い歴史的過程が必要だ」と述べました。
これはこの日、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」と「ワシントンポスト」の共同取材を受けた際に述べたものです。胡錦涛主席は、「国際金融危機に対応するため、中国は国境貿易や投資において、人民元決算ではテストケースなどを設けている。その目的は貿易と投資の便宜化を促進することにある。国境をまたがる人民元の決算規模は急速に拡大してきた。これはこれら措置が市場の必要に応じていることを物語っている。米ドルは世界の主要準備通貨であり、世界ではかなり多くの大口商品の取引、それに投資および金融市場での取引で米ドルが使われている。このため、アメリカの通貨政策は世界の資本流動性には重要な影響をもち、米ドルの流動性では合理的な安定を維持すべきだ」と述べました。(翻訳:董燕華)
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