世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は13日、スイスのジュネーブで中国国家人口・計画出産委員会の李斌主任と会談し、中国の人口対策を高く評価しました。

　マーガレット・チャン事務局長は「中国政府は、人口増加のバランスを保っており、生殖の健康や女性と子供の保健医療、および計画出産を推進する中で積極的な進展を得ている」と述べた上で、同分野で中国との連携を強化していきたいとの意向を示しました。

　これに対し、李斌主任は「中国政府は、引き続き人口の増加を抑えながら、国民の素養や健康、人口構成および分布を戦略的に考えて対策を取っていく」と述べました。

　李主任はさらに、四川大地震の被災地で実施されている出産支援や各地で試行されている妊娠前の健康診断の無料化、出稼ぎ労働者を対象にした生殖健康支援などを紹介しました。(鵬)