世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は27日、中国がエイズウイルス(HIV)感染者の入国禁止措置を解除したことを歓迎すると述べました。国連エイズ合同計画(UNAIDS)も歓迎の意を示しました。
UNAIDSは今年初めから、世界各国に対し、HIV感染者の入国規制を廃止するよう呼びかけています。これに応じて、中国政府はこのごろ、HIV感染者のほか、性感染症やハンセン病の患者の入国禁止措置を解除しました。これにより、HIV感染者の入国を制限しない国と地域の数は110に達しました。
中国がHIV感染者の入国禁止を解除したことについて、WHOのマーガレット・チャン事務局長は「これをきっかけに、他の国も法律や政策の面でHIV感染者への差別をなくすだろう」とした上で、「差別を取り除くことは、エイズの蔓延を防止するのに役立つ」と強調しました。(鵬)
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