WHOの福田敬二(ふくだ・けいじ)局長補佐官は26日ジュネーブで、「WHOは専門家の意見を聴取して、インフルエンザ感染の警戒レベルを定める基準を見直す予定だ」と語りました。
WHO現行のインフルエンザ感染警戒レベルによりますと、ウイルスは一つの地域以外でも大規模に拡大する情勢が現われれば、警戒レベルはフレーズ6に達することになります。しかし、この警戒レベルは数年前のH5N1鳥インフルエンザウイルスによる感染の時定められたもので、新型インフルエンザウイルスの臨床情況と全く異なります。これに対し、WHOは適当な見直しを始め、警戒レベルの設定と実際の感染情況をさらに合致させることを求めます。
ところで、26日、一部の国と地域は引き続き新型インフルエンザの感染情況を報告しています。ニューヨーク市では、新型インフルエンザによる死亡者数は新たに2人増え、4人となりました。イギリス保健省によりますと、26日、47人の感染が確認され、イギリスの感染者数は184人に上りました。日本の静岡県では、この日、7歳の男の子が新型インフルエンザに感染したことが確認され、日本の中部地方で初めての感染例となりました。そのほか、中東諸国のバーレーンでも初めての感染例が確認されました。ベルギーの感染者数も8人となり、さらにエクアドルでの感染者は新たに3人増え、28人となりました。(05/27 翻訳者:Lin チェッカー:金井)
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