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IMF、世界経済の回復は予期より好調

2010-04-22 11:12:48     cri    

 国際通貨基金(IMF)は21日、ワシントンで最新の『世界経済展望』報告を発表し、「世界経済の回復は予期より好調であるが、全体からみれば、回復の差が大きい」とみています。

 報告は「今年、世界経済の成長率は4.2%、来年は4.3%となる」と予測しています。「先進国において、アメリカはヨーロッパと日本より好調な回復ぶりを見せているが、政府の経済刺激計画に促され、2010年の経済伸び率は3.1%となるだろう。しかし、その経済刺激策による効果減少に伴い、回復のスピードも遅くなるだろう。ヨーロッパの各新興国家と独立国家共同体諸国の経済成長は依然として遅れをとっている。新興国家の経済回復には差がある。しかし、アジアとラテンアメリカ諸国の経済回復は強力だが、東ヨーロッパは立ち遅れている」と予測しています。

 報告はさらに「中国経済の成長率は今年と来年、それぞれ10.0%と9.9%で、大量の資金流入により市場流動性は活気を見せ、中国の強力な内需は経済成長を促していく。このほか、中国経済の力強い成長ぶりは、アジア地域諸国の経済回復を促すことも考えられるとしています。

 また、報告は、経済回復に連れ、各国が緩和する通貨政策を取り消す問題で慎重にするよう勧めた上、先進国財政の脆弱性がすでに現れ、その中期財政戦略に対し調整する必要があると警告しています。(翻訳:ヒガシ)

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