少数の米国会議員が「中国が為替レートを操作している」と主張し、人民元の切り上げの圧力を強めました。中国対外貿易の主力である機械と電力設備産業では、「人民元が切り上げられれば、オーダーと利潤が減少し、国際市場での競争で不利になる」との声が上がっています。
中国機械と電力設備輸出入商会の劉春総合部部長は、「機械と電力設備の大部分は労働密集型製品であり、利潤が低い。人民元が切り上げられれば、赤字を避けるため、契約をあきらめるしかない。オーダーと利潤が減り、長期的に見れば、周辺諸国からも大きな圧力を受け、業界全体の競争力の衰弱につながる」と語りました。
統計によりますと、現在、機械と電力設備業界の契約総額は1500億ドルあります。人民元対アメリカドルの為替レートが3%切り上げられば、300億ドルの収入減となります。特に、大型設備、造船などのような、契約額が大きく外貨受取期間の長い企業にとっては重大な影響があります。(翻訳:李軼豪)
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