中国国家統計局が11日発表した2月の国民経済の主要指標に関するデータによりますと、2月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2.7%上昇し、政府活動報告で設定された3%という目標に近づいています。これに対して、経済学者李稲葵氏は、「中国経済は現在、クリーピング・インフレ(ゆるやかに進むインフレ)が進行し、比較的高いCPI指数は利上げがまもなく実施されることを意味している」と指摘しました。
北京で全国人民代表大会に参加している清華大学中国・世界経済研究センターの李稲葵センター長は、「比較的高いCPI指数は、必ず政策面の反応を引き起こし、利上げなどの政策コントロールをもたらすに違いない。現在、中国と世界の間にある資金流動性が高くないことから、中国は通貨政策において確固たる自主性を保っており、アメリカの言うことに従う必要はない」と語りました。(翻訳:ZHL)
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